手あれとは

手あれは、皮膚が乾燥してガサガサになったり、ひび割れができたり・・と、皮膚炎が発症した状態のことです。手あれと聞くと主婦の方のイメージがありますが、男性や子供の手あれも多く見られます。
皮膚の表面は皮脂腺から出る皮脂と汗腺から出る汗が混ざり合って、皮脂膜を作っています。この皮脂膜によって外部の刺激から守られたり、角質層から水分が逃げないようになっています。

しかし手や指は他の肌より角質層が厚くなっていますが、皮脂腺が少ないので皮脂膜が薄いのです。なので頻繁に水仕事などで手や指先を使ったまま放っておくと水分が失われてカサカサになってしまいます。

そんな状態では、皮膚のバリア機能が低下して、角質層の水分も出ていってしまいます!そんな上にいろんな摩擦や刺激などが加わると、厚い角質層が硬くなり、痛~いひび割れなどを起こしてしまいます。
手あれは、手湿疹や進行性指掌角皮症と呼ばれます。
ひどくなる前からきっちりとしたケアが大切です!

洗剤などと手あれの関係

手あれの原因となるのは、水仕事が多かったり、1日に何回も手を洗いすぎていたり、いろんな手への刺激など様々ですが、なによりも多いのが肌に合わなかったり刺激の強い石鹸や洗剤などを使用していることが大きな原因になっているようです!
ですので、毎日家事で洗剤を使って水仕事をする主婦の方やパーマ液、カラー剤、シャンプーなど薬剤に触れることの多い美容師の方、また看護士の方など手あれで悩んでいらっしゃる方が多いようです。

日頃から家事をする主婦の方は、食器洗剤、お風呂洗剤、洗濯洗剤などなどいろんな洗剤を使用しますよね?洗剤を使うとただでさえ少ない手の皮脂を落としてしまいます。
皮脂がなくなりバリア機能の低下した手のひらは、外部の刺激を直接受けるようになってしまいます!主婦湿疹ってよく耳にしますよね。

日常的に使う合成洗剤には、界面活性剤・着色料・香料・蛍光漂白剤などの成分が含まれています。
これらの成分が手に付いて浸透することで手の皮膚に変化が生じてしまいます。
かといってゴム手袋を直接をつけるとゴムにかぶれて手あれがひどくなることも多いので気をつけましょうね。

ステロイドに頼っていると、後が大変です!!