汗をかくということは、水分が蒸発するとともに身体の熱を放出してくれています!

汗は体温の調節だけでなく、汗腺は水分を排出して体温調節すると共に身体に必要のないものを排泄してくれています。

汗が出にくくなると、不必要な水分が体内に停滞してしまい中国医学でいう「水毒」の状態になり、むくみなどさまざまな症状が出てきます!

また汗をかきにくいと体温調節がうまくいかないと、ホルモンバランスが崩れ自律神経も乱れ、免疫力まで低下してしまいます。

人のエクリン汗腺は、平均350万個といわれ、多い人では500万個くらいです。
しかし、すべての汗腺が機能してるわけではなく、実際に活動している「能動汗腺」といわれる汗腺はその半分くらいです。

人間の汗腺の数は世界中同じくらいですが、この「能動汗腺」の数は民族によって異なります!
寒いロシアの人は少なく、暑いインドネシアの人は多い・・・というふうに。

「能動汗腺」の数は3歳までに決まるといわれています!

3歳までにエアコンの中ばかりで汗をかかずに育ってしまうと、能動汗腺が未発達のままになり、汗をかきにくくなってしまいます。

日本人は本当は高温多湿の環境のため多く能動汗腺を持っています。
しかし最近の人はエアコンの影響などもあり汗をかきにくくなり汗の量が減っています。

長年、汗をかかずにいると、能動汗腺の機能が低下してしまいます!

能動汗腺の機能が低下してくると、汗をたまにかくと水分と一緒にミネラル分まで排出されてしまいます。
元気な汗腺はミネラル分を血液中に再吸収し、戻すことが出来ますが弱った汗腺では出来ません。
そのために体調不良も起こりやすくなってしまいます!

「能動汗腺」が機能低下しないように、普段から汗をかく習慣をつけて、運動や半身浴などでしっかり汗をかきましょう!